練習日記:2006年6月11日

演奏会、お疲れ様でした!
4回目にして始めての雨で開催すら危ぶまれましたが、大勢のお客様にお立ち寄り頂き、今までの中で一番の盛況ぶりだったのではないでしょうか?

さて、演奏は?2回公演で良かった・・・1回目だけだったらちょっと悔いが残る演奏でしたから。

12時からの1回目の公演、チューニングの後デイリー。ここは本当に吹き心地が良いのです。(風さえなければね)ちょっとしたホールで吹いているみたい。特に今回は雨の為、いつもと向きが逆になった事で変な反響がなく更に気持ち良く響きます。
さあ、本番開始。1曲目「ブロックM」、2曲目「トトロ」。多少走ったりという所はありましたが、ここまではまあまあだったのですが・・・問題は3曲目から。今回がはじめての4曲、あちこちで事故が多発していましたね・・・
1つ事故が起きるとそれに誘発されて新たな事故が・・・私も「ここだけは!」というところで事故りました。

1回目の敗因は集中力のなさと自信のなさにありまよね。だってみんな2回目はあんな良い演奏出来たんだから。録音聞いたら別のバンドです。(少しオーバーか・・・)
「あっ、誰か間違えた。」というのが頭をよぎった瞬間に譜面や指揮から意識がどっかに行ってしまって、落っこちたり、飛び出したり。(私はまさにそれ)
何だか自信がないから譜面にかぶりついていて指揮を見なくて、走ったり出遅れたり。特にシンコペーションなんて甘くなりがちだから、どんどんそれをきっかけにテンポが狂う・・・
そんな感じの本番だったから1回目終了後Mac!さんからいくつかのお言葉があり、休憩タイムへ。

そして2時半からの2回目の公演。
1曲目「ブロックM」、テンポが落ち着いてる分、余裕があるというか、音楽の流れもスムースでTRIOの木管なんても?最高に素敵!
2曲目「トトロ」、金管の音に切れが出てきて、木管は美しく流れるようにとメリハリあってとても雰囲気が良い。3曲目「ボウケンジャー」、4曲目「リアルフェイス」、5曲目「ぺコリナイト」、勢い良く、スピード感のある格好良い演奏が出来ました。6曲目「童謡メドレー」。さっきは全然子供さん歌ってなかったけど、今度はみんな手叩いたり歌ったりしてる!そしてちゃんと手拍子でアンコールをもらい「明日があるさ」。以上で終了。
今までの中で一番盛り上がった演奏会となりました。
1回目しか聞けなかったお客様には申し訳ない気持ちです・・・2回目は本当に良い演奏でしたから。(録音聴いたから、間違いないです!)やはり本番には多少の緊張感は必要ですね。風はないし、私自身は余裕のある状態だったからそれが災いした気がします。まだまだ人間が出来ていない、精進足りません。

とはいえ、楽しい本番でした。1回目も2回目も本当に楽しく吹けました。お客様の力が半分ですが・・・
先週、ホルンの齋藤さんが出たTADウィンドシンフォニーの演奏会に行って来ました。(詳しい感想等はブログでどうぞ。)本当に素晴らしい演奏会で心から「吹奏楽って楽しい!」と思って帰って来ました。音の一つ一つに「意志」が感じられ、「上手くなろうとか、上手く吹こうとかじゃなくて、どんな音で吹きたくて、どんな風に吹きたいかが大事なんだよね」って事を改めて気づかせてもらいました。
だから、今回の演奏会にあたり、「吹奏楽って楽しい!とお客様に思ってもらいたい。」「Trbらしい良い音で、とにかく楽しく吹こう。」この二つの思いが私にはありました。
その点で言えばまあ、1回目の分を差っ引いても80点かな!2回目は何たって私にとっては100点。細かい減点は沢山あるにせよ、お客様にあれだけ楽しんで頂けたという加点は大きい!

そうそう、演奏後にうれしい声を聴きました。中学生か高校1年生位の女の子3人組の会話。
女子1「ね?、ね?私、がぜんユーホやる気になった。ソロ感激した!」女子2「え?、やっぱり?私も楽器がんばる!」女子3「楽しかったね。聴けて良かった?。」
えらいぞH林ちゃん!!本人にはその声、その場で伝えました。喜んでました!!

今回は失敗もしたし、そして喜びもあったし・・・実りの多い演奏会だったと思います。

来週からはまたまた変拍子との格闘が始まりますね(笑)
今回の依頼演奏よりさらに大きな感動、喜びをお客様と共有出来るよう、あと4ヶ月がんばりましょう!

次回の練習は1部の3曲(ジェイガー、八木澤、ギリングハム)です。